新年明けましておめでとうございます。
おばちゃんね、正月ボケしてブログの書き方忘れちゃってた。
さて、今回は裁判傍聴のお話。
死体遺棄事件の裁判を傍聴した時の事を思い出しながら書いていこうと思います。
※傍聴当時の雑なメモと記憶を頼りに書いておりまして、詳細は事実と異なる可能性があるという点をお断りしておきます。
はじめての方は↓コチラ↓からどうぞ!
『死体損壊・遺棄罪』
死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、三年以下の懲役に処する。(Wikipediaより引用)
福岡地裁では、日々沢山の裁判が開かれています。
あくまで個人的な印象なので実数は分かりませんが、わたくしがよく傍聴していた頃(2010年前後)に一番多かった裁判は窃盗関係。
それから、暴行、覚醒剤所持、わいせつの類いなんかも多かったと思います。
上記4つの裁判を傍聴したい場合、あくまでタイミングが良ければですが、裁判所に1~2回行っただけで全て傍聴する事も可能だと思います。
そのくらい多いのです。
※注:わいせつ系の裁判は、被害者側のプライバシー保護の観点から非公開に行われている事も多いようです。
なので、裁判の予定表になかなか載っていない『死体損壊・遺棄罪』の文字を見つけた時は、即座に傍聴を決定しましたよね。
・・・
死体を遺棄した事件の裁判なので、いかに死体を遺棄した話から始まるのかと思っていました。
しかし、当然ながら死体を遺棄するという事は、死体があるわけです。
なので、裁判は「なぜ死体があるのか」、という所から話が始まりました。
この裁判ですね、ちょっぴり複雑なお話になるので、わたしからかなりザックリと事件の概要を説明しておきます。
・いわゆる反社会的勢力(893)の身内のゴタゴタ。
・事の発端は、被害者がお店の売り上げを横領したとか何とか。
・「上の人」が「下っ端数人」に指示し、被害者をリンチ。
・この裁判の被告人はその「下っ端」の中でも更に下っ端だったらしく、リンチの初期段階では参加させられたものの途中からは見張り役に回され、実際に絶命した瞬間は見ていない。
・なので(?)、この被告人は「殺人罪」等の罪状では裁判にかけられていないらしい。
…と、大体こんな感じでした。
流れだけを聞くと、もう『全員悪人』リアルアウトレイジですよ。
さぞかし背筋が凍るバイオレンスまみれの展開になると思っていたのですが、映画とは違い現実とはどこかしら滑稽なものなのです。
この裁判も、変な人間臭さというか、そこかしこに滑稽さが溢れており、傍聴していたわたくしはまたもや自分の耳を疑いまくる展開となっていったのでした…。
・・・
検事「…それで、貴方が呼ばれてその部屋へ行くと、誰が居ましたか?」
被告人「はい、▲▲さん、□□さん(以下略、加害者側の人数は5人程)…が居て、その奥に被害者の〇〇さんが居ました。」
検「〇〇さんはどんな様子だったか覚えていますか?」
被「上半身裸で、後ろ手で縛られていました。」
私(のっけからハードな展開…ゴクリ)
検「それから貴方はどうしましたか?」
被「〇〇さんを暴行するように命令されました。まず、殴るように言われたので、顔を殴ったと思います。それからもっと強く殴るように怒られて、数発顔を殴りました。」
検「手で殴っただけですか?違いますよね?」
被「…▲▲さんが持ってきた熱湯をかけました。命令されたので断れませんでした。」
私(熱湯!?うわぁぁぁぁあああ!!!!)
検「その後はどうしましたか?」
被「それから…。」
私(ゴクリ…)
被「それから…パクチーをかけました。」
……はい?
この時ですね、私、ほんと、聞き間違いだなって思ったんです。
だって、パクチーですよ?
あの、東南アジアなんかの料理によく入ってる、カメムシ臭がする香草。
まず、反社会的勢力の事務所にパクチーがあるわけないですもん。
というか、人にかけるもんじゃ無いですしね?
でもですね、検事さんが被告に問うんですよ。
検「なぜパクチーをかけたのですか?」
って。
真顔で。
何でこの人、真顔で居れるの?
それとも私が知らないだけで、反社会的勢力の間ではメジャーなアイテムなの?
※この反社会的勢力が経営していたお店(被告人が売り上げを横領したお店)が東南アジア系のレストランだったようです。
とりあえず、パクチーが私の聞き間違いで無い事は分った。
と、なると、私も心底知りたい。
なぜ、パクチーをかけた?
被「前に〇〇さんがパクチーが苦手だって言ってたので…。」
~後編に続く~
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